《日教組私学教育研究集会》

 私たちは、上部団体である日本私立学校教職員組合(日私教)が主催する「日教組私学教育研究集会(私教研)」に毎年参加し、全国の仲間とともに、教育現場でおこる様々な課題について、ともに情報を共有し、意見を交換して日常の活動への力としています。

 「ゆたかな私学教育の創造をめざして」をテーマに、私学の教育改革、私学助成の拡充、権利を守る闘い、法人の財政状況の把握の方法など、日頃の実践についてレポートし、討議します。

 2023年の私教研は、7月末に宮城県多賀城市で開催されました。サブテーマは「-確かな震災復興から、未来を切り開く子どもを育む教育を@宮城 」と題し、2011年東日本大震災で被災した石巻市の大川小学校と門脇小学校を訪ねました。当時の被災状況と避難の実態を地元の方から話を聞き、子どもたちの命を守る学校づくりにつなげることを心に刻みました。

     被災した大川小学校

 

                            石巻市震災遺構 門脇小学校


《関東ブロック私教研》

 日私教加盟の関東地区の組合と合同で、年1回の教育研究集会を開催しています。毎年身近なテーマを選び、ともに考え、行動することを目指しています。

<2023年>  10月、「総合的な探究の時間 どうしていますか?」をテーマに開催。
 2022年度から開始された新学習指導要領の新たな科目「総合的な探究の時間」について取り上げました。私教研前に各学校でのとりくみについてアンケートを実施し、その回答をもとに情報交換を行いました。

<2022年>
 10月、「ICT教育の現状と課題」をテーマに開催。
 コロナ禍の3年間で、ICT教育は急激に充実してきました。一方、ハード面でもソフト面でも何をどう使うか の試行錯誤、施設設備や財政的な課題、特定の教職員へ負担の集中など様々な苦労、困難に直面してきました。各学校でのICT教育の実態を情報交換し、今後にむけた対応などを話し合いました。

<2021年>10月、「どうしていますか? コロナ禍の学校生活」をテーマに開催コロナの状況に振り回され ながらも、感染防止と教育活動の両立に苦心している各校の工夫や実践を知りたいという思いから、情報交換 ができる場を企画し、オンラインにより開催しました。事前にアンケートを取り、その結果を基にそれぞれの 学校の様子を語り合いました。

<2020年> 新型コロナウイルス感染拡大のため中止となりました。 

<2019年> 7月に「核兵器のない明日をめざして~『原爆の図』から歴史を振り返る~」をテーマに開催。  丸木原爆美術館を見学しました。

<2018年> 7月に、「横須賀フィールドワーク~基地のある街を知ろう」をテーマに開催。         「YOKOSUKA軍港めぐり」や横須賀の市民活動家の新倉裕史さん(非核市民宣言・ヨコスカ)に横須賀基地 と市民生活の現状をお話しいただき、その後の月例デモにも参加しました。